名古屋大学の土木教室は昭和36年に創設され,昨年4月で50周年を迎え,平成23年10月1日に記念式典を豊田講堂で開催しました.来賓および名誉教授などの多くの先輩方,地域の方々をはじめとするご関係の皆様にご参加いただきましたことに,まずは厚く御礼申し上げます.
さて,2012年度は名古屋大学が法人化してから9年目になります.大学を取り巻く環境はますます厳しくなっており,大学改革が強く求められています.土木系教室で大きな変化は,土木系と建築系が一緒になっている学科について,この4月から,「社会環境工学科」から「環境土木・建築学科」と改称したことです.コース名も「社会資本工学コース」から「環境土木工学コース」へと改称しました.とりあえずの教育カリキュラムは,昨年度と同じですが,土木系教室50周年誌でも触れられていますが,今後の50年を見据えた改革を実施する予定です.
大学院についても専攻名を「土木工学専攻」に戻す検討を行いましたが,同時の変更手続きは難しいということで今回は断念しました.学科名に「土木」が再現しましたので,教育組織としてはよりわかりやすくなったと思います.公共投資の激減など土木分野の環境も非常に厳しい状況が続いています,東日本大震災からの復興や今後予想される東海地震・東南海地震・南海地震などへの対策だけでなく,社会基盤施設の整備・維持管理において土木分野が担うべき役割は少しも減じてはいません.社会基盤整備に携わる土木技術者の責任は大きく,関連する大学・大学院の果たすべき役割も重要であることは言うまでもありません.今後とも,教職員は一丸となって教育・研究に邁進しますので,ますますのご支援をお願いいたします.